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ジャンル不問萌え語り&日常/女性向け同人要素過多・要注意
2024/11/20 (Wed) 16:26
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2009/10/25 (Sun) 23:50
うわぁあ目が痛ェなこれ。

怪にも乗り遅れ、聖お兄さんにも乗り遅れ、このままだとハロウィーンにも乗り遅れると気付いたのが今日。既に乗り遅れている感満載です。色々やろうと思っていたことがある筈なのですが、最近急に寒くなった所為か、気付いたら布団に潜っており、そして朝、嗚呼なんという爽やかな朝!が立て続いております。馬鹿な…
ケイタイの方はテンプレそのままですんません。


結構前になるのですが、京極友人等と話していた時、昔習った習い事の話になりまして、その時に思い出した事などを。
コピー本で出して、既にオンに再録してあるゴナ大学生パロ話がありますが(これ、メルマガで連載してた筈なのに、すっかり止まっててすみません)、その時のあとがきにも書いた事で、なのでもしや知ってる方も居るかもですが、アレは大学生の話が書きたかったと云うよりも、水泳サークルに参加している二人の話が書きたかったんですね。それとも云うのも私が幼少時に水泳を習っていたからで、今でこそ考えられない話ですが、そして何の冗談だ気持ち悪いなと云う話ですが、私は子供の頃、体が弱かったんですよ。それで母親が水泳が良いと聞いて習い始めた訳ですが、結構向いてたようで、気付いたら選手コース所属になってましてな。週3回、多い時で5回も水泳スクールに行くのは、遊びたい盛りの小学生にとっては結構苦痛でして。しかも、周りの子は水泳なんざ習ってないんですよ。ピアノとか珠盤とか習字とか、まぁインドア的と云うか技術的な習い事をしてる子が多くてさ。スポーツ系の習い事してる女子なんてほぼ居なかったのもあって、私は皆が羨ましくてしょうがなかったんです。それで両親にゴリ押しして、ピアノを習い始めたんですが、これがまた、本当に才能が無くてですね。小学校を卒業する頃になってもバイエルから抜けられないんです(ピアノ習ってた方は判りますよね、バイエル)。水泳のほうは中学半ばで辞めてしまったのですが、ピアノのほうはそんな訳で、結構こう…ムキになってしまった所為か、休みがちながらも続けてたんですね。それで結局実はだらだらと社会人になるまで習ってたんですが、それだけ長くやってた割りに全く成長が見られなくてですね。個人レッスンだったので、先生は別に呆れたりとかって事は無かったのですが、今考えてみてもよくもまあ付き合ってくれてたよなあと云う感じで。幾ら月謝払ってても限度があるでしょ。ただその習ってたところの先生が、まぁイイ人だったと云うか、御本人がそっちではそれなりに有名な人だったので、恐らくレッスンのほうは半分趣味だったからかも知れませんが、ピアノ以外にも歌のレッスンとか、暗譜の練習とか、他の事も教えてくれたりしてですね。その所為でピアノのほうがなかなか進まなかったのよ、と云うのが未だに先生が云ってくれる云い訳です。

高校生半ばの頃だったでしょうか、当時バイトも一緒にしていた中学時代からの友人が「私もピアノをやりたい」と云い始めまして。彼女がその時付き合っていた彼が、バンドのボーカルをやってて、インディーズで結構人気が出始めてたのですが、プロになるのに必要だとも思うしと云うので、ピアノを習いたいと云ったのが彼女もやりたいと思うキッカケだったらしんです。それならと私が習っている先生を紹介して、三人で習うようになり、彼女が彼と別れてしまった後も三人で細々続けていて、成人したてのある日「発表会出ない?」と先生からお誘いが来たんですよ。
私は昔からピアノの発表会が大好きでして、と云うか、そういうイベントが凄い好きなんですね。水泳を習っていた頃も選手権大会とか、陸上部だった頃も試合とか、とにかくそういうのが大好きなんですよ。学校の期末テストとかも大好きで、つまり何かそういう、何処かに向けて何かをする、と云うのが好きで、と云うかテストの場合は単純にあの教室のシーンと静まり返った感じが好きだったんですが。そんな訳で、発表会自体凄く久しぶりだったので余計に、私は二つ返事です。ただその、友人が散々迷ってて。そこで先生が提案した訳ですよ。「貴方達は発表会に出ると云うには少し大人過ぎるし(しかし技術は…と云うのは先生の良心ゆえか云われませんでした笑)ふたりとも連弾にするのはどうか」と。私はまぁとりあえずは長くやってたので、先生との連弾と友人との連弾と二曲、友人は私との連弾一曲で出てみようよ、と。そりゃイイ、私先生と連弾やりたーい!と私は大盛り上がりなんですが、友人のほうが「でも葵子が私と連弾なんて、葵子がダメに思われる」とか鬱陶しいこと云ってるんですよ。そんな事気にする訳ないじゃないと思いながら、先生がゴリ押しして、結局出る事になったのですが、その時の私と友人との曲が、
チムチムチェリー
………。えええええええ成人女性ふたりの連弾がチムチムチェリーって。その時点で爆笑なのですが、バイエルすら覚束無い友人、そりゃもう必死です。連弾なので、当然パートがある訳ですが、私は伴奏、友人がメロディーだったんですね。私はまぁ伴奏なのでそれなりのヤツを弾かねばならない訳ですが、友人のほうは両手同じ動きですよ。私達ってその程度の技術だったんです。それでも必死です。暗譜しないと当日やばいって云うので、ふたりとも暗譜です。ちなみに私と先生のほうの連弾は、ビートルズのヘイ・ジュードでした。そっちは私がメロディで、此方は私が両手同じ動きです。正直、楽勝ですね。まぁそうでも無かったのですが笑。
何だかんだと本番当日。私はうきうき舞台に出て行く訳ですが、隣の友人が物凄い葬式状態なんですよ。小声で「大丈夫だから、練習の時と同じように弾けば大丈夫だから」と必死で励ましてですね。いざ始まってですね。その連弾用のチムチムチェリーは、私の伴奏から始まる曲だったんですね。最初に二度、同じ部分を繰り返してからメロディが入ってくる感じだったのですが、二回繰り返したのに入って来ないんですよ。慌てて肘で小突いてですね、結局最初の部分四回繰り返してからメロディが入って来てですね。まぁ途中は何とかなったのですが、最後、1音づつ下って行く部分があるんですね。動きとしては私も同じだったので、低音側へ移行していって、最後「ジャン!」と弾いて終わり、みたいな典型的パターンで。で、その部分に差し掛かった時、友人の音が一音ズレたんです。「あ」と思った時にはもう遅い。発表会での間違った時の誤魔化し方なんて、多少慣れてないと無理なんですよね。下って行く最初の音がズレたのが最後、もうその後全部1音ずつズレて行った訳です。物凄い間抜けな音です。私は笑いを堪えるのに必死、隣の友人は半泣きで、それでも必死に下って行く訳です。後々、録音の音を聞いたら、私の失笑が微妙にマイクに入ってしまってて、凄い申し訳ない気分になりました笑。でも何故か最後の「ジャンッ!」ってところは意気投合して、一応綺麗に収まったんですよ。それがまた何故か物凄いツボに嵌ってしまって、舞台裏に戻ってから私は爆笑、友人は床に突っ伏して泣いてました笑。先生が「まぁまぁ大丈夫よ、良かったよー。最後合って良かったじゃない」とフォローなのか何なのか判らないことを仰って、こればまた爆笑で。私が余りに笑っていたものだから、友人には「もうアンタとは絶交する!」と散々云われました。ただ私はこの後が先生との連弾だったので、笑っている場合ではなく、再び舞台へ向かわねばならない訳です。幾ら発表会が好きだと云ってもそりゃ緊張はしますから、先生と一緒にガチガチになりながら再び舞台へ。でも友人のお蔭(と云うのも失礼ですが)「とりあえず最後が綺麗に揃えばいい」みたいな気持ちで、随分リラックス出来て、我ながら良く出来たと思う演奏が出来て、先生にありがとうございましたと云いながら舞台裏に戻った訳ですよ。そしたら友人がまだ床に突っ伏して泣いてるんです。いい加減シツコイなコイツはと思って「まぁ、初めての発表会だしさあ。私はこれまで何度もやって来て、それで色々失敗してきて学習能力がついてるから」と励まそうと声を掛けたら、「違うの違うの。先生とアンタの演奏に感動して」と……。
………。コイツ面倒臭ェな、と再び思ったのは云うまでもありません。

あれからもう随分経ちましたが、未だにその友人とは飲みの席で偶にその時の話をします。そのたびに「チムチムチェリーは我等にとってのタブーだな」と云うのがお決まりです。
その発表会の時期が丁度ハロウィーンの前後辺りだったので、思わず長々書いてしまいました。チムチムチェリーはどちらかと云うと、クリスマスですけどね。
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